生姜の効果・効能はこれ!食べ方から副作用・注意点についても解説!

ピリッとした味が特徴の生姜。
食事の薬味や飲み物で親しまれることが多いですね。
その味、風味が好き!なんか元気になった気がする!と感じる人も多いと思います。

それもそのはず!
生姜は漢方としても古くから使用され、心身万病に効く妙薬として知られています。
そんな生姜の効果についてここでは詳しく取り上げていきます!

生姜の効果・効能一覧

さて、早速生姜の効果・効能について取り上げます!
と行きたいところですが、実は生姜の状態によって効果・効能が異なります。

生姜の状態?
それってすりおろし?カット?

残念ながらそういった違いではないです。
状態は大きく2つあって

生しょうがと蒸ししょうが

です。
※生生姜だと見づらいのでひらがなにしました

具体的にどんな特徴、効果・効能があるのかを次に説明します。

 

生しょうがの特徴、効果・効能

生しょうがは「ジンゲロール」という成分を多く含んでいるのが特徴です。
この「ジンゲロール」は手足などの末端の冷えを解消するのに効果的!
他にも強い殺菌作用、免疫力アップの効果が抜群に高い!

これらの特徴から生しょうがの効果・効能は

・殺菌作用
・免疫力アップ(風邪予防)
・血流促進
・発汗を促す
・胃腸機能を補助
・頭痛や吐き気を抑える

といったものを持つことになります。

 

蒸ししょうがの特徴、効果・効能

ししょうがって何?ってところからだと思うので簡単に説明!

蒸ししょうがとは、
しょうがを蒸して乾燥させたもの
です。

実物はこんなやつ

生しょうがから2手間もかかっちゃうので自作するのは正直なところちょっと面倒な代物。
しかし、手間がかかるだけあって生しょうがでは得られなかった効果・効能があるのが嬉しいところです!

 

先に乾燥しょうがの効果・効能を挙げてしまうと以下

ダイエット
・デトックス
・血液サラサラ
・免疫力アップ(風邪予防)
・体温アップ
・抗酸化力アップ
・消化、吸収促進

 

生しょうがと効果・効能が異なっているのは「ショウガオール」という成分が蒸ししょうがにすることで増えているからなんです。
この「ショウガオール」、体内の脂肪や糖質を燃焼差焦ることで体温を上昇させる働きを持っています。
生しょうがにも含まれていますが、蒸ししょうがにすることでその含有量が大幅に増え、その量なんど約7倍!この「ショウガオール」の多さこそが蒸ししょうがの大きな特徴です!

 

生姜に効果はないのは加熱、料理方法、時間が原因

生姜が風邪予防に効く!
生姜ダイエットに効く!

こんな噂を聞いて実践した人いますか?

実は私は実践したことがあります。
しかしその結果としては風邪予防には繋がった(免疫が強くなった)ような気がしますが、ダイエットの方面には効果をあまり感じなかったのです。

それもそのはず!
だって生しょうがを食べていたのですから(笑)

同じ経験をした人は改めて
生しょうがの効果・効能 と 蒸ししょうがの効果・効能
を見比べてみてください。

ダイエット効果が期待できるのは蒸ししょうがにしかないんですよね。

残念ながら生しょうがの料理だけではどう頑張ってもダイエットの効果には結びつかない!
じゃあ蒸ししょうがを食べるようにしよう!と思っても手間がかかるのは面倒ですね。

でもここだけの話、実は蒸ししょうがにしなくても「ショウガオール」を増やす料理方法があるんです!
ポイントは加熱と時間です!

先にこの気になる料理方法とそのレシピをダイエットに効く摂取方法としてご紹介しますね!

また、その後に風邪に効く(免疫力がアップする)実践済みの料理方法とレシピについてもご紹介していきます!

ダイエットに効く!生姜の効果的な摂取方法

ダイエットに効く!つまり「ショウガオール」を多く含む蒸ししょうがと同じ効果が得られる料理法はずばり

80℃しょうが

です!

「ショウガオール」は170℃以上に加熱してしまうと別の成分に変化してしまうので80℃前後のしょうがが「ショウガオール」をお手軽に摂取する方法になります。
さらにダイエットにより効果的なしょうがの摂取方法は、利尿作用があるウリ科の野菜(カボチャやキュウリなど)と一緒に食べること!
これは、利尿作用によりむくみが改善され、ダイエット効果をもたらしてくれるからです。

ところで・・・

80℃って微妙な温度じゃない?

って思いませんか?
私は最初そう思いました。これも簡単に解決する方法があります!
それはスープジャーを使う方法です!

例えばコレなんかおすすめ!


保温性バッチリのサーモスのおすすめスープジャーです!

そして、スープジャーを使った具体的におすすめレシピを紹介しましょう!

ダイエットにおすすめの生姜スープ

お手軽に80℃しょうがで摂取するためにはスープがおすすめです。
どうお手軽かと言うのを最初に解説してしまいます!
それは生のしょうがを切って入れた100℃のスープ(つまりぐつぐつ沸騰したスープ)をスープジャーに入れて3時間後くらいに食べる方法です。

これって朝に暖めたスープをスープジャーに入れてお昼に食べるというサイクルにバッチリはまってくれるんです!

どうですか?
とってもお手軽じゃないですか?

具体的なレシピを次にご紹介しますが、そのお手軽さにびっくりしますよ!

  • かぼちゃ、ブロッコリー、まいたけのとろみスープのレシピ

1人前です。人数を増やしたい場合は材料を増やしてください。

◆材料
【A】
・ブロッコリー ・・・ 30g
・まいたけ・・・ 30g
・かぼちゃ・・・ 40g

【B】
・鶏ガラスープのもと・・・小さじ1/2
・醤油・・・小さじ1/2
・塩コショウ・・・お好みで
・水・・・150ml

【C】
・しょうが・・・1かけ分のスライス
・水溶き片栗粉・・・片栗粉小さじ1の分量
・ラー油・・・お好みで

◆作り方
1. 【A】の材料を電子レンジ500Wで3分加熱
2. 【B】の材料を鍋に入れ火をつけ、全ての材料が混ざるまで加熱
3. 「2.」の鍋に「1.」の材料を入れ沸騰させる
4. 【C】の材料を「3.」の鍋に追加で入れる
5. 「4.」のスープをスープジャーに入れて出来上がり

 

喉風邪に効く!生姜の効果的な摂取方法

生しょうがは「ジンゲロール」を多く含み、喉風邪に特に効きが良いです!
この「ジンゲロール」、先ほどのダイエットとは異なり熱に弱いので喉風邪の対策ならあまり温めないのが特におすすめです。


温めると全然ダメなのか?というそいうわけではないので、補足しておきます。
しょうがを温めると先ほど紹介した「ショウガオール」の他に「ジンゲロン」という成分になりますが、「ジンゲロン」は免疫力向上、風邪ウィルス撃退の効果が期待できます。

話を戻して、喉風邪の効果を高めたいならトマト、ニンジンなど抗酸化力の高い野菜と一緒に食べるのがおすすめ!
さて、そんな要素も取り入れたレシピをご紹介します!

 

風邪におすすめの生姜レシピ

喉風邪への効果を高めるため、抗酸化力の高いトマトも入れたレシピを教えますね!
トマトの水分、オクラのネバネバで喉に負担がかからず食べられるのもポイントです。

  • トマトとオクラの生姜がけ

1人前です。人数を増やしたい場合は材料を増やしてください。

◆材料
【A】
・トマト ・・・ 中1/2個
・オクラ・・・ 2本

【B】
・麺つゆ・・・小さじ2
・しょうが・・・1かけ分のすりおろし

◆作り方
1. オクラをサッとゆでる or 電子レンジ500Wで1分
2. オクラとトマトを一口大にカット
3. 【B】を混ぜ合わせる
4. カットしたトマトとオクラに混ぜ合わせた【B】をかけて出来上がり

※「ジンゲロール」はすりおろしてから時間が経つと減少していってしまうので、しょうがは野菜をカットした後にすりおろしましょう!

 

生姜の副作用について

良いことづくしに見える生姜ですが、場合によっては悪い作用、つまり副作用があるため、注意点として解説します。
生姜には通常の人では副作用はありませんが、胃腸の弱い人の場合は刺激が強く腹痛、胃もたれを引き起こすことがあります。
さらに胃痛よりもかなり稀なケースですが、膀胱まで刺激されてしまい血尿が引き起こされるケースもあります。
胃腸の弱い人はもちろん食べ過ぎによりその副作用を引き起こしてしまう可能性は高まりますので、一度に大量に食べるのはやめておきましょう。
目安としては1カケ程度に留めておくのが良いと言われています。

 

チューブや新生姜でも同じ効果・効能はある?

今までご紹介してきた生姜は正式には「ひねしょうが」と言います。
他にもお手軽に使えるチューブ生姜や心地良い歯ごたえが特徴で甘酢漬けしてガリとして親しまれている新生姜もありますよね。
これらはひねしょうがと同じ効果が期待できるのでしょうか?
そんな疑問を解消していきます。

 

チューブ生姜の効果・効能

さて、まずチューブ生姜の効果・効能からですが、結論から言うと免疫力の向上、温めて使う場合はダイエットに期待は持てますが、生の生姜に比べると効果は薄いです。


「ショウガオール」、「ジンゲロール」、「ジンゲロン」のうち「ジンゲロール」はチューブ生姜の場合は、含まれている量が圧倒的に少なくなるので喉風邪には効かないと思っておいた方が良いでしょう。


「ショウガオール」、「ジンゲロン」については含まれているのですが、チューブ生姜の場合、でんぷん、デキストリン、ソルビトール、酒精、酸味料、安定剤(キサンタンガム)、酸化防止剤(ビタミンC)、調味料(アミノ酸)、香料、香辛料抽出物といった生の生姜にはない添加物が含まれており、生姜の効果・効能が生のものよりも低くなってしまいます。

 

新生姜の効果・効能

新生姜がひねしょうがと違うところは収穫したての生姜というところにあります。
そのため、市場に出回るのは6月~8月くらいの旬物になります。

 
フレッシュさがあるものの先ほどまでご紹介した生姜の効果・効能はひねしょうがに比べて期待できないのが本当のところです。
その代わり、新生姜は、生臭さを消す(口直し)、殺菌効果による食中毒予防という効果が期待できます。

 
特にお寿司でお馴染のガリのように酢漬けにしたものはお酢の効果と相乗効果が発揮され殺菌効果、食中毒予防の効果が大きいです。
このことからダイエットや風邪予防の効果を期待したいのであれば、新生姜ではなくひねしょうがを選ぶようにしましょう。

 

さいごに

色々良いことが多い生姜について効果・効能、食べ方のポイントについてご紹介してきましたがいかがだったでしょうか?
様々な効果・効能がありますが、食べ方によって効果が異なってくるのがわかったかと思います。
自分が得たい効果・効能に合わせて正しい取り方をして生姜パワーを味方につけていきましょう!

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